Nocturnal Mind (夜行性思考): 夢か幻か...

2008年4月16日水曜日

夢か幻か...

カラチを出発し、3~4時間くらいの記憶がある。ドバイに着いた。先に寝酒を飲んで、寝付こうとしたところに、叩き起こされるような状態で機内アナウンスでドバイ到着案内が流れた。どうでもいいから...早く目的地に連れて行ってくれという気分だった。でも、ここが目的地だった乗客が結構いて、結構な数の中東の乗客、そして日本人も荷物を持って降りていく。先に飲んだ日本酒であまり気持ちの良い酔い方ができなかったので、機外に出てみることにした。
 
と、そこはハッと思わせる風景が広がっていた。しかし、初めて来たようが気がしない風景...ここは...ライトブルーの空と紺碧の海が滑走路の遥か遠くに見え、その手前にはアイボリーの砂漠が広がる、そしてその砂漠と海の間に近代的と言えばいいのか近未来的と言えばいいのか...白に統一された建造物郡が見える、遠くに。「砂上の楼閣」とはこのことか...。

 しかし、この風景は...連想したのは、「宇宙戦艦ヤマト」にでてきた彼らの目的地「イスカンダル」の描写を思い出させた。そういえば「宇宙戦艦ヤマト」を初めて見たときは、最後に流れる「人類絶滅の日まで○○○日」というのを真面目に信じていて、一週間毎に放送されているのにその日数の減り方が対応していないことには気付いていなかった。未だ小学校に入ったかどうかの時期である。とにかくあと何日で死ぬんだ...イヤだな...と本気で思っていた割りに危機感は無かった。今思えば信じられない精神構造だ!
 
 話はそれたが、それほど、ドバイの印象は「陽光ふりそそぐ美しい桃源郷」というイメージが強い。ターミナルに入るとそこは建築されたばかりなのか洗練されたデザインのインテリアが並びその一角に「Prayer's room (祈りの間)」がある。カラチの空港にもあったのかもしれないが...。改めてイスラム文化の敬虔さを知る。

 何とか、高い所からさっき見た景色を見たいと思い空港内をうろついていたらどこから、どう間違えたのか、UAEに入国してしまったようだ!!今思えばなんて恐ろしい空港だ、簡単に無審査入国ができるのか?これは、中国で誤って女子トイレに入ってしまった某氏と同じくらいヤバイ!と思った。かなりキてた、うろたえた!!何とか出国ゲートを見つけたときは離陸まで残り30分を切っていた。これで出国審査で問題を起こしたらヤバい、幸い財布一式とパスポートは所持していた、しかし荷物は機内に置いたままだ。当時は携帯電話は普及してなくて誰もそんなもの持っていなかった。こんな軽装でいいのか?怪しまれないか?かなり、不安だった。この先の道中でどんな苦難が待ち受けていてもいい、ここだけは見逃してください、アラーの神よ!と近いはずのメッカに向って祈りを捧げたつもりだが、メッカの方角は分かっていなかった...

が、祈りが通じたのか、無事出国ゲートを越えて機内に戻ることができた。ドバイは最近知ったが、大富豪の集う一大リゾート地らしい...さすが金持ちの国、やっぱり金持ちになると心が広くなるのだなぁ、改めて今更感謝している。
 アラーの神は約束を守ってくれて、俺を機内に無事戻してくれた。そして、ある意味このときよりも過酷な困難も、この先のアフリカできちんと用意してくれていた。

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